「パーミションマーケティング」等の翻訳で知られる、マーケティングコンサルタント阪本啓一氏主宰の「阪本塾」を受講中だ。(3月中の土曜日、1回2時間、3回で修了)
受講の目的は、自分の会社「シャープマインド」自体をマーケティングする方法について一緒に考えてもらうためである。
「紺屋の白袴」とはよく言ったもので、人様のマーケティングプランはさんざん提案させてもらっておきながら、自社のこととなると、このような機会を意図的に作らないと、「立ち止まって、じっくり真剣に考える」ということがなかなかできないものである。
さて、そんなわけだから、一方通行の講義ではない、ディスカッション中心で進む「阪本塾」の現在のスタイルは私の求めていたものであるし、また、阪本氏独特の強烈な突っ込みを多少おびえながらも毎回期待しつつ受講している。
こうして、自社のことをいろいろ考えていると、マーケティングという次元ではなく、もっと根源的なところをはっきりさせておく必要があることに気付く。それは、要は「シャープマインドはどんな会社でありたいか」ということである。
企業規模の拡大自体を目的としているわけではない。また、過去の経験や様々な学習を通じて獲得した「ノウハウ」や「スキル」を売る現在のやり方においては、簡単に人(パートナーと呼ばせていただく)を増やすことはできない。かといって、いつまでも自分ひとりだけの会社で、同じ価値観や志を共有できるパートナーがいないのは寂しい。
そんなことを考えているうちに、ひとつのアイディアとして浮かんだのが「学校」という考え方である。
今後、縁あって私の会社に入ることになった方がいた場合、その方はシャープマインドという「学校」に入学するという意識を持っていただく。
学校だから「卒業」がある。シャープマインド在籍中に体験するさまざまなプロジェクトを通じて、どんな会社でも通用するような基礎的なビジネススキル、ヒューマンスキルを磨いてもらう。私はそれを支援するコーチである。
会社を「学校」に喩えるモデルであれば、一緒にやってもらうパートナーにとってのメリットが大きいし、私自身も、様々なパートナーたちと楽しく仕事ができるというわけだ。(^o^)
私が思い描いている、この「学校モデル」の本質はこうである。
シャープマインドが提供するのは「雇用保障」(エンプロイメント・セキュリティ)ではなく、「就業可能性保障」(エンプロイヤビリティ・セキュリティ」です。
うーむ、なかなか実行は難しそう・・・
*「エンプロイヤビリティ」とは、わかりやすく言えば、就業可能なスキルや経験をどれだけもっているか、ということです。
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