Weekly Matsuoty 2003/06/03
大きい皿と皿回し
 
魅力的な人は、たとえ話がうまい。 我が心の師、高橋がなり氏は、「才能」に ついてこんな風に語っている。

『誰にでも、他人より大きい皿を持ってい ると思うんですよ。他人よりたくさん乗せ られる皿をね。』

がなり氏は若い頃、テリー伊藤氏の下でテ レビ番組の制作をやっていたが、「企画 力」という点で、テリー伊藤氏にはまるで 歯が立たなかったそうだ。一方、がなり氏 は、金儲けの才能という点では、テリー伊 藤氏より上だという自負があった。確かに 現在のがなり氏の成功を見ると、なるほど !!である。

つまり、テリー伊藤氏の企画力という皿は、 がなり氏よりも大きく、一方、がなり氏の 金儲けの皿は、テリー伊藤氏より大きいと いうことだ。

おそらく、皿はある程度努力で大きくする ことができる。しかし、元々大きい皿を 持っている人と比べるとハンディがある。 ありきたりな解釈だが、要するに自分が 持っている、元々の「大きい皿」=強みを まず見つける必要があるということなの だろう。

さて、もうひとつのお題は「皿回し」。

これは、どなたのたとえか忘れてしまった し、解釈をよく覚えていないので、勝手な 引用と解釈をお詫びしつつ、書かせていた だく。

実際の仕事はほとんどがチーム作業だ。そ うなると、自分の皿だけ、勝手に回してい ればいいわけではない。いろんな人の大小 様々な皿を同時に回し続ける必要がある。

つまり、どれだけたくさんの皿を同時にう まく回し続けられるか、という能力が問わ れるのである。これは、マネージャー、 リーダーに最も求められる能力だろう。

「成功するビジネスパーソンは、大きな皿 を持つ、皿回しの達人」
 
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