魅力的な人は、たとえ話がうまい。
我が心の師、高橋がなり氏は、「才能」に
ついてこんな風に語っている。
『誰にでも、他人より大きい皿を持ってい
ると思うんですよ。他人よりたくさん乗せ
られる皿をね。』
がなり氏は若い頃、テリー伊藤氏の下でテ
レビ番組の制作をやっていたが、「企画
力」という点で、テリー伊藤氏にはまるで
歯が立たなかったそうだ。一方、がなり氏
は、金儲けの才能という点では、テリー伊
藤氏より上だという自負があった。確かに
現在のがなり氏の成功を見ると、なるほど
!!である。
つまり、テリー伊藤氏の企画力という皿は、
がなり氏よりも大きく、一方、がなり氏の
金儲けの皿は、テリー伊藤氏より大きいと
いうことだ。
おそらく、皿はある程度努力で大きくする
ことができる。しかし、元々大きい皿を
持っている人と比べるとハンディがある。
ありきたりな解釈だが、要するに自分が
持っている、元々の「大きい皿」=強みを
まず見つける必要があるということなの
だろう。
さて、もうひとつのお題は「皿回し」。
これは、どなたのたとえか忘れてしまった
し、解釈をよく覚えていないので、勝手な
引用と解釈をお詫びしつつ、書かせていた
だく。
実際の仕事はほとんどがチーム作業だ。そ
うなると、自分の皿だけ、勝手に回してい
ればいいわけではない。いろんな人の大小
様々な皿を同時に回し続ける必要がある。
つまり、どれだけたくさんの皿を同時にう
まく回し続けられるか、という能力が問わ
れるのである。これは、マネージャー、
リーダーに最も求められる能力だろう。
「成功するビジネスパーソンは、大きな皿
を持つ、皿回しの達人」
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